HISインタフェース共通プロトコル仕様書

 

 

 

 

 

 

 本書は、日本医療情報学会「MML/MERIT−9研究会」、日本保健医療情報システム工業会が、富士通株式会社、日本電気株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、住友電工株式会社の4社と協議して、平成9年度国立大学病院・共通ソフト「治験実施管理システム」と診療情報システム(HIS)との間で情報交換を実現するための共通プロトコル仕様書として作成したものです。
なお、メッセージ規約は原則としてHL7のVer2.3に準拠しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

  V1.32 (1998.3.19)

 

 

 

V1.31 -- 1998.02.15から V1.32 -- 1998.03.19 への改訂点

1.1 メッセージの最終セグメントの直後に<CR>が必要であるかどうかが明示的にしめされておらず、誤解を生じる可能性があったので、<CR>が必要であることを明記した。
4.1.3 ORC-7 の最大フィールド長を60バイトから200バイトに修正した。

 

V1.3 -- 1998.01.28 から V1.31 -- 1998.02.15 への改訂点

1. 表の中で、処方メッセージがORMメッセージと記載されるべきところが、RDEメッセージのままになっていたので修正した。

 

V1.2 -- 1998.01.20 から V1.3 -- 1998.01.28 への改訂点

運用にあたっての免責記載を挿入した。

1.1 メッセージ終端文字を<EOT>01/10)から <EOM> (01/12 00/13)の2文字に変更した。

      1. MSH-18 , MSH-20 の値を、修正した。(半角空白の挿入)
      2. QRD-7に解説をつけた。

      1. PIDセグメントの必須以外の項目の扱い方に説明を追加した。

処方オーダーメッセージを、RXEセグメントによるORMメッセージからRXOセグメントによるORMメッセージに変更した。これにともない、この章のすべてのRXE関連をRXO関連に修正した。

4.1.4 RXEセグメント表をRXOセグメント表に修正した。フィールドの順序や一部内容に変更があるので注意。

4.1.5 RXR-5を追加した。

4.1.6 NTE-1 で、薬剤コメントに関する記載を削除し、薬剤コメントはRXOセグメントによることにした。

5.1.3 OBR-4 の記載を修正し、解説を追加した。

付録 単位コード表と剤形コード表の内容を補充した。

 

V1.1 -- 1998.01.13 から V1.2 -- 1998.01.20 への改訂点

2.1.1 MSHセグメントのフィールド変更
MSH-18 の値を、キャラクタセットID/切替え方式IDの形式(JISX0208-1997/ISO2022-1994)をやめ、キャラクタセットIDだけの形式に変更した。これに伴い、MSH-20 キャラクタセット切替え方式として、新規に追加した。

この変更は、1998年1月12-16日のHL7のWGにて提案され承認された結果を受けたものである。

4.1 オーダーメッセージをRDEメッセージとせず、ORMメッセージとする。
これにともない、処方オーダーメッセージの構造中、
RXEセグメントの直後に省略可能なNTEセグメントの複数回挿入を認める。これらに関する解説を追加した。
これにより、Rpグループに対するコメントや薬剤ごとのコメントを自由に挿入できるようになる。
これに伴い、このメッセージで使用するMSHセグメントのMSH−9の値を変更した。

4.1.1 ORC-20および ORC-21 の使用および提案を削除した。
4.1.4 表欄外RXE-7の解説部分で、コーディングスキーマの値 'MR9P' 一部 'MR9EST'に変更した。
4.1.6新設 NTEセグメントの解説を新規に追加した。

 

V1.0 -- 1997.12.17 から V1.1 -- 1998.01.13 への改訂点

4.処方オーダー情報の通知

仕様中の用語について定義を追加した。

4.1 送信ファイルフォーマット

メッセージ構造が変更され、ORCがRXEにかならずひとつずるつくようになった。HL7 v2.3対応。処方単位(Rpグループ)の同一性の識別はORC−4により行うことになった。

      1. ORCセグメント
      2. ORC−7 説明を詳細化。

        ORC−12 氏名の形式がPID5に準拠に変更。

        ORC−20:新設 117日までのHL7 −WG に提案(1名派遣中)

        ORC−21:新設 同上。

      3. RXEセグメント

いくつかのフィールドの必須扱いなどがいくつか変更になった。

RXE−8/9を必須とした。

型情報を表に追加した。

ほぼすべてのフィールドについて、使用方法の明記した。

関連する付表を整備した(単位、剤形はまだ)。

RXRセグメントの組み合わせコード表を付表に整備した。

RXE−25/26に力価換算情報を入れることにした。

検査結果の通知

「参考資料(仕様ではない)として、医療情報交換仕様臨床検査データ交換規約JAHIS標準原案 V0.2を必ず参照すること」という一文を挿入した。

 

本仕様書の運用にあたっての免責事項

本仕様書の著作策定者(日本医療情報学会「MML/MERIT−9研究会」、日本保健医療情報システム工業会)は、第三者が本仕様書に記載されているプロトコルを実装・運用したことによるあらゆるシステム障害・運用障害・損害に対して一切の責任を負わないが、仕様の修正・改訂などには誠意を持って協議する。

 

  1. 共通インターフェースについて
  2. 今回の治験実施管理システム(GCPと略す)と病院情報システム(HISと略す)との情報交換においては、以下のメッセージを使用する。

    なお、患者基本情報の問い合わせ、治験対象患者の通知、についてはTCP/IPソケットによるオンライン通信とし、使用するポート番号は施設内で決めてよい。

    検査結果情報の通知、処方オーダ情報の通知、についてはFTPによるバッチファイル転送を行うものとする。HIS側をFtpサーバにするか、GCP側をFtpサーバにするかの選択は、施設内で決めてよい。

     

    情報交換の内容

    発信側メッセージタイプ

    発信方向

    応答側メッセージタイプ

    患者基本情報の問い合せ

    QRYメッセージ

    GCPHIS

    ADRメッセージ

    治験対象患者の通知

    CRMメッセージ

    GCPHIS

    ACKメッセージ

    検査結果情報の通知

    ORUメッセージ

    HISGCP

    なし(FTPによるため)

    処方オーダ情報の通知

    ORMメッセージ

    HISGCP

    なし(同上)

    処方・注射実施情報の通知

    RASメッセージ

    HISGCP

    なし(同上)

     

    1. メッセージの表現方法について
    2. メッセージは複数のセグメントにより構成される。

      各セグメントはCR(文字コード00/13)により区切られる。

      メッセージの最後には2バイトからなるメッセージ終端文字列(<EOM>と表記する)(具体的には文字コード01/12 00/13 の2バイト)を付ける。なお、最終セグメントにも<CR>が必要である。

      以降の説明では、以下の様に表現している。

       

      セグメント1<CR>

      セグメント2<CR>

      ....

      セグメントn<CR>

      <EOM>

       

    3. 文字コードについて

    メッセージ中で使用する文字コードは、1バイト系はISO-IR 6 (ISO 646)つまりいわゆるASCII文字コードとし、2バイト系はJIS X0208(いわゆるJIS漢字コード)とする。また、1バイト系と2バイト系との切替えはISO 2022-1994(JIS-X0202)を使用(1バイト系―>2バイト系:ESC 02/04 04/02 3バイト、2バイト系―>1バイト系:ESC 02/08 04/023バイト)する。

    JIS X0212(いわゆるJIS補助漢字)を追加使用することは、施設内で決めてよい(使用する場合には、後述するメッセージのMSHセグメント第18フィールドに記述する)。

  3. 患者基本情報の問い合せ
    1. 要求メッセージ(GCP→HIS)
    2. 患者基本情報の問い合せには、QRYメッセージを使用する。

      QRYメッセージは以下のセグメントで構成される。

      MSHセグメント(message header segment

      QRDセグメント(query definition segment

      1. MSHセグメント
      2. 扱い:R=必須、空欄=使用しない、O=使用してもよい、C=状況により使用する必要がある。

        最大長における「*n」は繰り返しが可能なフィールドを表す。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-1

        1

        フィールド区切文字

        |

        MSH-2

        4

        エンコードキャラクタ

        ^~\&

        MSH-3

        8

        送信アプリケーションID

        'GCP97'

        MSH-4

        *

        送信施設

           

        MSH-5

        8

        受信アプリケーションID

        HIS名,'HIS'+施設で自由な5文字以内の文字列

        MSH-6

        *

        受信施設

           

        MSH-7

        *

        メッセージ日時

           

        MSH-8

        *

        セキュリティ

           

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        'QRY^A19'

        MSH-10

        20

        メッセージコントロールID

        YYYYMMDDHHMMSS

        MSH-11

        3

        処理ID

        'P'

        MSH-12

        8

        バージョンID

        '2.3'

        MSH-13

        *

        シーケンス番号

           

        MSH-14

        *

        継続ポインタ

           

        MSH-15

        *

        受領通知タイプ

           

        MSH-16

        *

        アプリケーション受領通知タイプ

           

        MSH-17

        *

        国コード

           

        MSH-18

        16*3

        文字コードセット

        '~JISX0208-1997'

        MSH-19

        *

        言語

           

        MSH-20

        16

        キャラクタセット切替え方式

        R

        'ISO2022-1994'

        ▲は1バイトの半角空白(02/00)をあらわす。

        MSHセグメントでは先頭から4バイト目の文字を最初のフィールド(MSH-1)として扱っているので注意すること。

        MSH-9の値でこのメッセージが患者情報の要求メッセージであることを示す。

        A19は、患者情報検索を示すイベントコードである。

        MSH-18 : JIS補助漢字を使用する場合には、'~JISX0208-1997~JISX0212-1990' とする。

        MSH-20 キャラクタセット切替えのためのエスケープコード方式を指定する。具体的には、'ISO2022-1994'を設定する。これは、1バイト系―>2バイト系:ESC 02/04 04/02 3バイト、2バイト系―>1バイト系:ESC 02/08 04/023バイトを使用することを示す。

         

      3. QRDセグメント
      4. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        QRD-1

        26

        検索日時

        R

        YYYYMMDDHHMMSS

        QRD-2

        1

        検索フォーマットコード

        R

        'R'

        QRD-3

        1

        検索優先度

        R

        'I'

        QRD-4

        10

        検索ID

        R

        'QPID'+HHMMSS

        QRD-5

        *

        遅延応答タイプ

           

        QRD-6

        *

        遅延応答型日時

           

        QRD-7

        4

        量限定子

        R

        '1^RD'

        QRD-8

        60

        対象人物フィルタ

        R

        患者番号

        QRD-9

        *

        対象主題フィルタ

           

        QRD-10

        *

        対象部門データコード

           

        QRD-11

        *

        対象データコード修飾子

           

        QRD-12

        *

        検索結果レベル

           

        QRD-1 検索メッセージを作成した日時を設定する。

        QRD-4 検索メッセージを一意に識別するIDで、レスポンスメッセージにそのまま返される。QRD-1の時刻と一致している必要はない。

        QRD-7 第1コンポーネントは数字の1(要求レコード数)、第2コンポーネントはレコードを意味する'RD'

        QRD-8により患者番号を指定する。

         

      5. メッセージ例

      MSH|^~\&|GCP97||HIS||||QRY^A19|19971104015820|P|2.3||||||~JIS X0208-1990/ISO 2022-1994<cr>

      QRD|19971104015820|R|I|QPID015820|||1^RD|123456<cr>

      <EOM>

       

       

    3. 応答メッセージ(HIS→GCP)
    4. 応答にはADRメッセージを使用する。

      ADRメッセージは以下のセグメントで構成される。

      但し、エラー応答の場合には、MSH、MSAの2セグメントだけとなる。

       

      MSHセグメント(Message header segment

      MSAセグメント(Message acknowledgment segment

      QRDセグメント(Query definition segment

      PIDセグメント(Patient identification segment

      1. MSHセグメント
      2. 要求メッセージと異なる部分だけを記載。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-3

        8

        送信アプリケーションID

        O

        HIS

        MSH-5

        8

        受信アプリケーションID

        O

        ‘GCP97’

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        R

        ‘ADR’

      3. MSAセグメント
      4. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSA-1

        2

        応答コード

        R

        AA:正常

        AE:異常

        MSA-2

        20

        メッセージコントロールID

        R

        問い合わせ時のMSH-10をそのまま設定する。

        MSA-3

        80

        テキストメッセージ

        O

        エラー時の内容説明

        MSA-4

        *

        シーケンス番号

           

        MSA-5

        *

        遅延応答タイプ

           

        MSA-6

        *

        エラー状態

           

        MSA-1に処理結果を設定する。

      5. QRDセグメント
      6. これは要求メッセージ上のQRDセグメントの内容をそのまま設定する。

      7. PIDセグメント
      8. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        PID-1

        *

        セットID

           

        PID-2

        *

        外部ID

           

        PID-3

        10

        内部ID

        R

        患者番号

        PID-4

        *

        代替ID

           

        PID-5

        48*n

        患者氏名

        R

        漢字氏名、カナ氏名

        PID-6

         

        母親の旧姓

           

        PID-7

        8

        生年月日

        R

        YYYYMMDD

        PID-8

        1

        性別

        R

        男性:'M'女性:'F'

        PID-9

         

        患者別名

           

        PID-10

         

        人種

           

        PID-11

        106

        患者住所

        O

         

        PID-12

         

        群コード

           

        PID-13

        40

        電話番号(自宅)

        O

         

        PID-14

        40

        電話番号(勤務先)

        O

         

        PID-15

         

        言語

           

        PID-16

         

        結婚状況

           

        PID-17

         

        宗教

           

        PID-18

         

        会計番号

           

        PID-19

         

        社会保険番号

           

        PID-20

         

        運転免許番号

           

        PID-21

         

        母親の識別子

           

        PID-22

         

        人種

           

        PID-23

         

        誕生場所

           

        PID-24

         

        多胎児誕生識別

           

        PID-25

         

        誕生順序

           

        PID-26

         

        市民権ID

           

        PID-27

         

        退役軍人状況

           

        PID-28

         

        国籍

           

        PID-29

         

        死亡年月日

           

        PID-30

         

        死亡識別

           

        PID-5の患者氏名は、今回のインターフェースでは以下の様に設定する。

        山田^太郎^^^^L^I~ヤマダ^タロウ^^^^L^P ~YAMADA^TAROU^^^^L^A

        Lは、Legal name(法律上の正式名)の略で、本仕様ではその正当性に関らず常に'L'を設定する。

        漢字名の後のI は、Ideographic nameの略。

        カナ名の後のPは、Phonetic nameの略。カナは全角カタカナとする。

        英字名の後のAは、Alphabetic の略。英字は半角英字大文字とする。

        また、この3つのブロック(山田^太郎^^^^L^I、ヤマダ^タロウ^^^^L^PYAMADA^TAROU^^^^L^A )の少なくともひとつがあればよく、複数存在したときにどれをどのように扱うかはアプリケーション次第である。

        なお、カナ氏名と英字名のどちらか一方がなくてはならない。

         

        PID−1113143フィールドは、HISでデータを保有しているのであれば、必ず設定すること。

        受け取り側(GCP側)は、必須フィールド以外のフィールドに値が設定された応答メッセージが送信されてくる可能性があることを前提とすること(読み捨ててかまわないがエラー処理を行わないこと)。

      9. メッセージ例

    MSH|^~\&|HIS||GCP97||||ADR|19971104015820|P|2.3||||||~JIS X0208-1990/ISO 2022-1994<cr>

    MSA|AA<cr>

    QRD|19971104015820|R|I|QPID015820|||1^RD|123456<cr>

    PID|||123456||山田^太郎^^^^L^I~ヤマダ^タロウ^^^^L^P||19971110|M<cr>

    <EOM>

  4. 治験対象患者の通知
    1. 通知メッセージ(GCP→HIS)
    2. 治験対象患者の通知には、CRMメッセージを使用する。

      CRMメッセージは以下のセグメントで構成される。

      MSHセグメント(Message header segment

      PIDセグメント(query definition segment

      CSRセグメント(Clinical study registration segment

       

      1. MSHセグメント
      2. 2.2.1におけるMSHセグメントの設定と異なる部分についてのみ記載する。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        R

        CRM^C01など

      3. MSH- は、第1コンポーネットとしてメッセージタイプCRM、及び第2コンポーネントとして、以下のイベントコードのうちのひとつからなる。
      4. C01:治験患者の新規登録(開始日付をCSRセグメントで送信する)

        C02:治験患者の登録ミスによるキャンセル

        C03:治験患者の登録情報を一部修正する

        C04:治験患者は治験から終了または脱落した

        C05:(サポートしない:HL7では開始通知)

        C06:(サポートしない:C05の登録ミスによるキャンセル)

        C07:(サポートしない:フェーズが変わった)

        C08:(サポートしない:フェーズを終了した)

         

      5. PIDセグメント
      6. このメッセージにおいては、フィールドPID-3に患者番号だけが設定される。

      7. CSRセグメント

      フィールド

      最大長

      フィールド名

      扱い

      CSR-1

      60

      治験研究ID

      治験管理ID

      CSR-2

       

      治験研究ID(代替)

         

      CSR-3

      60

      治験実施機関ID

       

      CSR-4

      30

      被検者ID

       

      CSR-5

       

      被検者ID(代替)

         

      CSR-6

      16

      治験登録日時

      治験開始日時 YYYYMMDD

      イベントコードC01の場合に設定する。

      CSR-7

       

      治験登録医師

         

      CSR-8

      40*4

      治験責任医師

       

      CSR-9

      16

      インフォームドコンセント署名日時

      署名日時YYYYMMDDHHMMSS

      CSR-10

       

      患者の治験適格性

         

      CSR-11

       

      割付実施日時

         

      CSR-12

       

      ランダム化方法

         

      CSR-13

       

      ランダム化コード

         

      CSR-14

       

      データ評価可能状態

         

      CSR-15

       

      治験終了日時

      YYYYMMDD イベントコードがC04の場合に設定

      CSR-16

      治験終了事由

      イベントコードがC04の場合に設定。

      CSR-1 治験管理IDを施設内で独自に決定している場合には、' ID^LOCAL' とする。

      CSR-8 利用者ID^^^^^^L^I

      CSR-16 'CT^完了^MR9' または 'CA^中止^MR9'

      または 'LF^脱落^MR9' のいずれか。

       

       

    3. 応答メッセージ(HIS→GCP)
    4. 治験対象患者の通知に対する応答は、ACKメッセージを使用する。

      ACKメッセージは以下のセグメントで構成される。

      MSHセグメント(Message header segment

      MSAセグメント(Message acknowledgment segment

       

      1. MSHセグメント

    要求メッセージと異なる部分だけを記載。

    フィールド

    最大長

    フィールド名

    扱い

    MSH-3

    8

    送信アプリケーションID

    HIS

    MSH-5

    8

    受信アプリケーションID

    ‘GCP97’

    MSH-9

    7

    メッセージタイプ

    ‘ACK’

    MSAセグメントは、患者基本情報要求応答と同一仕様。

  5. 処方オーダ情報の通知(HIS→GCP)
  6. 治験中の患者の処方オーダ情報をHIS側で抽出し、GCPシステムへFtpによるファイル転送を行う。

    注:処方オーダーにおいて用いる用語の定義について

    投与薬:処方される薬剤商品名。

    用時:薬剤を投与するタイミング。毎食後、朝夕食前、頭痛時、13時、など。

    用量:薬剤を複数日数分、または複数回数分オーダーする場合に、その日数または回数。
    投与する薬剤の量ではない。

    投与ルート:内服用法(経口など)、外用用法(塗布など)の情報。

    投与部位:主として外用において投与部位を指定するときに使用される。

    投与装置:主として注射や点滴などで、投与するための装置(ポンプなど)を
    指定する場合に使用される。

    投与方法:薬剤の吸収方法や装置の適用方法を指定する場合に、まれに使用する。

    用法:用時、用量、投与ルート、(+投与部位、投与装置、投与方法)の通常3つ(最大6つ)
    の情報の組み合わせからなり、処方オーダーで慣習的に用法と呼んでいる情報。

    処方せん:1枚の手書き処方せんに相当する。

    処方単位:いわゆるRPグループのことで、ひとつの処方単位内の処方薬剤は、
    同一の用法情報を持たなければならない。

    処方単位番号:処方単位ごとの番号。いわゆるRpグループの番号。

     

    1. 送信ファイルフォーマット
    2. 送信ファイルは以下のセグメント構成となる。

      ORMメッセージの繰り返し:

       

      { 1オーダー(1処方箋)ごとに繰り返す

      MSH

      PID

      { 1件の投与薬ごとに繰り返す。処方単位ごとの繰り返しではない。

      ORC オーダー共通情報(用時、用量の情報、処方単位番号を含む)

      RXO 処方オーダー情報

      [{NTE}] RXOまたはORCに対するコメント

      RXR 投与ルート情報(経口等)

      }

      EOM

      }

       

      ORMメッセージ構造についての説明:
      このオーダーメッセージの構造には、日本での処方単位の概念が(構造には)反映されていない。

      処方単位の違いはORCセグメントの処方単位をあらわすフィールドの値により識別し、同一の処方単位中では同じORCセグメントを繰り返す必要がある。

      処方せんレベルでのコメント、処方単位レベルでのコメント、処方薬剤レベルでのコメントはたとえ冗長であってもすべて、処方薬剤レベルのコメントに展開し、RXOセグメント直後のNTEセグメントによってあらわすものとする。

      NTEセグメントの第1フィールド(セットID)の値がゼロのとき、処方せんレベルのコメントとする。このレベルのコメントをあらわすNTEセグメントを必要とする場合には、必ず同一処方せんメッセージ内のすべての処方薬剤ごとに同じ内容のNTEセグメントが現れなければならない。

      NTEセグメントの第1フィールド(セットID)の値が1以上のとき、その番号の処方単位レベルのコメントとする。このレベルのコメントをあらわすNTEセグメントを必要とする場合には、必ず該当する処方単位のすべて処方薬剤ごとに同じ内容のNTEセグメントが現れなければならない。

      NTEセグメントの第1フィールド(セットID)の値がヌルのとき、直前の薬剤レベルのコメントとする。

       

      1. MSHセグメント
      2. 患者基本情報要求メッセージと異なる部分だけを記載。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-3

        8

        送信アプリケーションID

        HIS

        MSH-5

        8

        受信アプリケーションID

        ‘GCP97’

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        R

        ‘ORM^ROR’

         

      3. PIDセグメント
      4. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        PID-1

         

        セットID

           

        PID-2

         

        外部ID

           

        PID-3

        10

        内部ID

        R

        患者番号

        PID-4

         

        代替ID

           

        PID-5

        48*n

        患者氏名

         

        PID-6

         

        母親の旧姓

           

        PID-7

        8

        生年月日

        YYYYMMDD

        PID-8

        1

        性別

        男性:M女性:F

        GCP側は患者番号だけを参照するが、デバッグ用に他の情報も設定しておく。

         

         

      5. ORCセグメント
      6. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        ORC-1

        3

        オーダ制御

        R

        'RE'

        ORC-2

        20

        依頼側オーダ番号

        R

        オーダ番号

        ORC-3

        20

        実施者オーダ番号

        R

        処方受付番号

        ORC-4

        8

        依頼グループ番号

        R

        処方単位番号(RP番号)

        ORC-5

        2

        オーダ状態

        R

        'CA' 'CM' 'IP'のいずれか

        ORC-6

        応答フラグ

           

        ORC-7

        200

        数量/タイミング

        R

        用時・用量・処方発行日など

        ORC-8

        親オーダ情報

           

        ORC-9

        トランザクション日時

           

        ORC-10

        入力者

           

        ORC-11

        検証者

           

        ORC-12

        60*R

        オーダ依頼者

        R

        利用者IDと氏名の情報

        ORC-13

        入力者の場所

        O

         

        ORC-14

        コールバック用電話番号

           

        ORC-15

        オーダ有効の日時

           

        ORC-16

        オーダ制御コード理由

           

        ORC-17

        入力組織

           

        ORC-18

        入力装置

           

        ORC-19

        発動者

           

        ORC-1 : 既存の処方オーダーデータベース中のオーダー情報を他システム(今回は治験管理システム)に送信する場合には、値としてRE2文字を設定する。

        ORC-2 : HIS上でのオーダ番号を設定する。なお、オーダ番号だけでは完全には一意にできない場合は、オーダ番号の前にオーダ日付等を付ける。

        ORC-4: 処方単位番号(いわゆるRP番号)で、ひとつの処方せんが複数の処方単位にわかれている場合に、その順序番号で、1から始める。ひとつの処方単位しかない場合には1を設定すること。

        ORC-5: オーダの処理区分を設定する。

        CA: 取り消し

        CM: 調剤完了(治験管理システムへの転送においては、これを使用する。バッチ転送であるため、転送時には調剤が完了しているはずであるため。)

        IP: 受付済であるが調剤は完了していない。

        ORC-7: 用時、投与日数(回数)、発行日が格納される。

        第1コンポーネント:省略

        第2コンポーネント:用時情報。省略可能。
        1日の繰り返し方法(分3食後、就寝前など)や、
        投与間隔に関する情報をコード化して設定する。付録の用時コード表を参照のこと。

        第1サブコンポーネントは、「繰り返しパターン指定」と呼ばれる情報で、1日の回数を主にあらわす用時コード。投与間隔もこのサブコンポーネントを用いて表現する。
        (内服薬の屯用用法の場合には、必ずPRNで始まるコードを使用し、必要な
        ら第7コンポーネントを適宜使用すること)

        複数のコードの組み合わせで表現する場合には、空白文字1文字で区切ってならべる。
        第2サブコンポーネントは、「明示的投与タイミング指定」と呼ばれる情報で、投与の具体的な時刻等をカンマ区切りで複数個格納する。

        第3コンポーネント:投与日数(7日分など)または投与回数。
        省略可能。省略された場合場合には、1回(日)分とみなす。

        日数の場合には、Dn で表現する。例)14日分:D14

        回数の場合には、Xn で表現する。例)10回分:X10

        第4コンポーネント:処方発行日(YYYYMMDD)。この日から処方せんが有効であるものとする。

        第5コンポーネント:省略(処方終了日)

        6コンポーネント:省略可能(優先度)。
        設定する場合には、通常は固定値 'R' (ルーチン を意味する)。

        第7コンポーネント:用時を第2コンポーネントで表現できない場合に、
        フリーテキストで設定する("血圧100を下回ったとき"など)。
        但し、屯用指示の場合にだけ(つまり第2コンポーネントの値が‘PRN
        である場合だけ)使用できるものとする。

        8コンポーネント:(念のため)用法指示のテキスト形式表現を設定する。
        使用するかどうかは、実装にゆだねる。

        ORC-12: オーダー依頼者。以下の構造であること。HL7XPN型に準拠する。

        利用者ID^氏名形式〜利用者ID^氏名形式...(繰り返し可能)

        氏名形式はPID-5と同一。

        例)R12345^山田^太郎^^^^L^I

        例)R12345^YAMADA^TAROU^^^^L^A

         

      7. RXOセグメント
      8. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        RXO-1

        200

        CE

        投与薬剤コード

        R

        コード^商品名^JMD[-199712]

        RXO-2

        20

        NM

        投与量(最小)

        C

        投与量/回

        RXO-3

        20

        NM

        投与量(最大)

        C

        不均等投与時の最大投与量/回

        RXO-4

        60

        CE

        投与単位

        C

        RXO-23の単位(mgなど)

        RXO-5

        60

        CE

        剤形

        C

         

        RXO-6

        200

        繰り返し可能

        CE*R

        薬剤部・調剤部門への指示

        C

        特別指示がある場合に利用

        粉砕指示など。

        RXO-7

        200

        繰り返し可能

        CE*R

        患者への投薬指示

         

        特別指示がある場合に利用。不均等投与の方法指定もここで行う(欄外参照)

        RXO-8

        200

        CM

        調剤薬届け先

        O

        払い出し先情報

        RXO-9

        *

         

        代替品許可

           

        RXO-10

        *

         

        払い出し品のコード

           

        RXO-11

        20

        NM

        払い出し総量

        R

         

        RXO-12

        60

        CE

        払い出し単位

        R

         

        RXO-13

        *

        NM

        複数回処方箋の回数

           

        RXO-14

        60

        XCN

        麻薬施用者番号

        C

        ID^^^^^^I^P

        RXO-1517

           

        未使用

         

           

        RXO-18

        20

        NM

        力価換算係数

        C

         

        RXO-19

        60

        CE

        力価単位

        C

         

        RXO-2022

           

        未使用

           

        RXO-23

        10

        NM

        1日投与総量

        C

        1日あたりの投与量の総量

         

        RXO-1 : 商品名は、剤形や規格を含む名称とする。商品コードとしては、厚生省内部12桁コードを使用する。コード体系記号は、JMD3文字とハイフン1文字とバージョンを識別するYYYYMM 形式の6文字をつなげた10文字とする。ただし、バージョン部分はオプショナルであり、マスターのバージョン管理をしていない場合には、JMD3文字だけでもよい。

         

        RXO-2 : 内服の場合必須であり、1回の投与量を設定する。不均等投与の場合には、最小1回投与量を設定する。

        外用の場合、設定は任意であり、1回の投与量を必要なら設定する。

         

        RXO-3 : RXO-2に対応して、不均等投与の場合の最大1回投与量を設定するが、使用しなくてもよい。内服、外用を問わず、1回最大量を指定したい場合いは、このフィールドを使用する。

         

        RXO-4 : RXO-2/3 の単位。付録の単位コード表を参照のこと。

         

        RXO-5 : 剤形コード。RXO-1で指定される商品の剤形コードを設定する。RXO-4と同一の場合にも、同一コードを必ず設定すること。付録の剤形コード表を参照のこと。

         

        RXO-6,7 薬品ごとの用法または調剤コメントを設定する。1コメント記述ごとに繰り返しフィールド区切り子(~)で区切る。

        不均等投与の場合 DVD^1-2-1-2^MR9EST
        1−2−1−2の部分とRXO-1中の用時情報の回数とに矛盾があっては
        ならない。

        外用薬の部位でRXRセグメントでは表現できないあるいは表現しない場合:
        LOC^部位文字列^MR9 EST

        (例:腰と首のまわり→ LOC^腰と首のまわり^MR9ESTP

         

        薬袋には出力せず調剤部門にだけ適用したい指示は、RXO-6に設定すること。

        粉砕指示: CRH^粉砕^MR9EST

        ・上記以外の場合 ^フリーテキスト

         

        RXO-11 : 払い出し総量。患者(払い出し先)に渡す量が、1回量x回数x日数などから計算される総量を設定する。この計算値に一致しない量を患者(払い出し先)に渡す場合や計算できない場合にも、このフィールドに患者(払い出し先)に渡す実際の総量を設定する。

        例として、リンデロン軟膏(10g) 顔と首 1本 という処方の場合には、1回使用量RXO-2はヌルとなるので、払い出し量として1本という情報をこのフィールドに設定する。

         

        RXO-12 : RXO-11の単位を設定する。RXO-4と異なってもよい。単位コード表はRXO-4で使用したものと同一の表を使用する。

         

        RXO-18 : 力価換算係数

        RXO-1で指定される薬剤に製剤単位(または包装単位)と力価単位(または内容量単位)の2種類の単位がある場合は、製剤単位あたりの力価(または包装単位あたりの内容量)を数値で設定する。

        例:ジフラール軟膏(10g)

        RXO-11/12 2 とすると、
        RXO-18/19=10 g となる(包装1本あたり内容量10gだから)。

        例:リン酸コデイン100倍散

        RXO-11/12 3 とすると、
        RXO-18/1910 mgとなる(製剤1gあたり力価10mgだから)。

        注:RXO-11の量に関わらず、薬剤マスターから一意的に設定される薬剤ごとの一定値である。

         

        RXO-19 : 力価単位。

        RXO-18での単位(力価単位または内容量単位)を、付録の単位コード表であらわしたものを設定する。

         

        RXO-23 : 1日投与量。屯用用法でない内服の場合には必ず設定する。屯用の場合、および内服以外においては、1日投与量が指定されている場合のみ設定する。単位は、RXO-4であるとみなす。

         

         

         

      9. RXRセグメント
      10. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        RXR-1

        60

        投与ルート

        R

        表162

        RXR-2

        60

        投与部位

        表163

        RXR-3

        60

        投与装置

        表164

        RXR-4

        60

        投与方法

        表165

        RXR-5

        60

        投与ライン等

        O

        CE型の繰り返しで内容自由

        付録の組み合わせ一覧表を参照のこと。

        RXR-5 は、点滴ラインの指定などに使う。

         

      11. NTE (注釈・コメント・セグメント)

    これは注釈とコメントを送るための共通フォーマットで、検査結果メッセージでも使用する。

    フィールド

    最大長

    フィールド名

    扱い

    NTE-1

    4

    セットID

    欄外参照

    NTE-2

    8

    コメントソース

    欄外参照

    NTE-3

    128

    コメント内容

    欄外参照

    NTE-1 : セットID。

    処方オーダーで用いる場合には、このセットIDによりこのコメントが以下のカテゴリーのレベルに属することを示す。

    (ゼロ) 処方せんレベルのコメント

    1以上 処方単位番号であり、その処方単位レベルのコメント

    薬剤ごとのコメントは、RXO6・7で指定すること。空欄(値なし): 直前の薬剤レベルのコメント

    検査結果メッセージ中で用いる場合には、該当する検査オーダーORC/OBRのセットIDを設定する。

     

    NTE-2 : コメントソース

    コメントがオーダー依頼側が設定したコメントであるか、オーダー受け取り側(処方オーダーの場合には薬剤部、検査結果の場合には検査部または外部の検査機関)が設定したコメントであるかを示すコードで以下の値を使用する。

    記述

    L

    P

    O

    実施者がコメント・ソースである

    依頼者がコメント・ソースである

    他のシステムがコメント・ソースである

     

    NTE-3 : コメント内容

    処方オーダーの場合には、以下の形式での定型コメントを使用することができる。

    定型コメント以外に自由コメントが任意に使用できる。

    1)処方せんレベルのコメント

    以下のコード表Aから1個、表Bから0個か1個を選び、それを繰り返しNTEセグメントとする。

    表A:

    IHP^入院処方^MR9P

    OHP^外来院外処方^MR9P

    OIP^外来院内処方^MR9P

    B

    ORD^定期^MR9P

    XTR^臨時^MR9P

    DCG^退院時^MR9P

    2)処方単位レベルのコメント

    用法や調剤に関する定型コメントは、RXO−6または7に準拠する。

    自由コメントは、フリーテキストで設定する。

    3)処方薬剤レベルのコメント

    用法や調剤に関する定型コメントは、RXE−7に設定するものし、NTEセグメントを使用しないこと。これ以外の種類のコメントを必要とする場合にだけ、NTEセグメントを使用し、フリーテキストで設定する。

  7. 検査結果情報の通知
  8. 治験中の患者の検査結果情報をHIS側で抽出し、GCPシステムへFtpによるファイル転送を行う。なお、医療情報交換仕様臨床検査データ交換規約JAHIS標準原案 V0.2を参照するとこの章の理解の助けとなるので、一読をお勧めする。

     

    1. 送信ファイルフォーマット
    2. ORUメッセージを使用する。

      なお、今回GCP対応においては細菌検査を除く検体検査を対象とする。しかし、次年度以降に別の目的で使用されることを考慮すれば、細菌検査についても実装しておくことが望まれる。

       

      送信ファイルは以下のセグメント構成となる。

      ORUメッセージ

       

      MSH

      {

      PID

      { 検査結果毎に繰返す

      OBR 検査報告情報

      [{NTE}] OBRへのコメント

      [{

      OBX 検査結果情報

      [{NTE}] OBXへのコメント

      }]

      }

      }

      1. MSHセグメント
      2. 患者基本情報要求メッセージと異なる部分だけを記載。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-3

        8

        送信アプリケーションID

        HIS

        MSH-5

        8

        受信アプリケーションID

        ‘GCP97’

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        R

        ‘ORU’

      3. PIDセグメント
      4. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        PID-1

         

        セットID

           

        PID-2

         

        外部ID

           

        PID-3

        10

        内部ID

        R

        患者番号

        PID-4

         

        代替ID

           

        PID-5

        48*n

        患者氏名

         

        PID-6

         

        母親の旧姓

           

        PID-7

        8

        生年月日

        YYYYMMDD

        PID-8

        1

        性別

        男性:M女性:F

        GCP側は患者番号だけを参照するが、デバッグ用に他の情報も設定しておく。

      5. OBRセグメント
      6. フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        OBR-1

        4

        セットID

           

        OBR-2

        20

        依頼側オーダ番号

        R

        検査オーダ番号

        OBR-3

        20

        実施者オーダ番号

        R

        検査システムの実施番号

        OBR-4

        200

        検査項目群ID

        R

        検査を大別する施設固有のコード(CE)

        OBR-5

        2

        優先度

           

        OBR-6

        26

        要求日時

        O

        オーダ登録日時

        OBR-7

        26

        検査日時

        O

        検査実施日時

        OBR-8

        26

        検査終了日時

           

        OBR-9

        20

        採取量

           

        OBR-10

        60

        採取者識別子

           

        OBR-11

        1

        検体処置コード

           

        OBR-12

        60

        危険(検体)コード

           

        OBR-13

         

        関連臨床情報

           

        OBR-14

         

        検体受理日時

           

        OBR-15

        2

        検体採取元(検体材料)

        R

        日本臨床病理学会臨床検査分類コードの材料コードを使用する。

        OBR-16

         

        依頼者

           

        OBR-17

         

        コールバック電話番号

           

        OBR-18

        60

        依頼者フィールド1

           

        OBR-19

         

        依頼者フィールド2

           

        OBR-20

         

        実施者フィールド1

           

        OBR-21

         

        実施者フィールド2

           

        OBR-22

         

        結果反復・状態変更日時

           

        OBR-23

         

        課金

           

        OBR-24

         

        診断担当セクションID

           

        OBR-25

        1

        結果状態

        R

         

        以下43まであるが、すべて未使用。

               

        OBR-4 各検査項目のIDは、OBXセグメント中のOBX-3で指定されるので、このOBR-4には、通常、その施設固有の検査伝票グループIDをいれる。

        たとえば、血液生化学検査であれば、 E463^血液生化学^L というように、コード体系Lで設定すること。

         

      7. OBXセグメント

    フィールド

    最大長

    フィールド名

    扱い

    OBX-1

    10

    セットID

       

    OBX-2

    2

    値型

    R

    ‘NM’:数値タイプ

    ‘ST’:文字タイプ

    OBX-3

    590

    検査項目

    R

    日本臨床病理学会臨床検査項目分類コードを使用する

    OBX-4

    20

    検査サブID

       

    OBX-5

    65536

    検査結果値

    R

     

    OBX-6

    60

    単位

    R

     

    OBX-7

    10

    基準値範囲

    正常値範囲:xxx-yyy または

    正常値下限:>nnn または

    正常値上限:<nnn

    OBX-8

    5*5

    異常フラグ

    O

    表0078

    OBX-9

    5

    確率

       

    OBX-10

    2

    異常検査の特質

       

    OBX-11

    1

    検査結果状態

    O

    表0085

    OBX-12

    20

    最終検査正常値日付

       

    OBX-13

    26

    ユーザ定義アクセス点検

       

    OBX-14

    200

    検査日時

       

    OBX-15

    60

    実施者ID

       

    OBX-16

    80

    検査責任者

       

    OBX-17

    60

    検査方法

       

    OBX-3 検査項目コード^名称^JC9

    OBX-7 : 検査の正常範囲については、HISが保有するマスターの範囲内で適当なものを設定する。たとえば検査対象が小児であるのに成人正常値しか保有しない場合には、成人正常値を設定しても許される。したがって、正常値範囲をどのていど信頼して使用するかは、使用するアプリケーションの責任である。

     

    表0078 異常フラグ

    Value

    Description

    <space>

    基準値

    L

    基準値下限以下

    H

    基準値上限以上

    LL

    パニック下限以下

    HH

    パニック上限以上

    <

    測定限界下限未満

    >

    測定限界上限超

    N

    正常(非数値結果)

    A

    異常(非数値結果)

    AA

    非常に異常

    <null>

    範囲未定義

    U

    大幅な上限変化

    D

    大幅な下降変化

    B

    改善

    W

    悪化

    S

    敏感(細菌)

    R

    耐性(細菌)

    I

    中間(細菌)

    MS

    少し敏感(細菌)

    VS

    敏感(細菌)

     

    表0085 検査結果状態

    Value

    Description

    C

    結果の置き換え(修正)

    D

    削除

    F

    最終結果

    I

    結果保留

    P

    事前結果

    R

    入力したが未検証

    S

    部分結果

    X

    結果が得られない

    U

    最終結果(Rからの変更)

     

     

     

  9. 処方・注射実施情報の通知(HIS→GCP)
  10. 治験中の患者の処方(注射を含む)オーダの実施情報をHIS側で抽出し、GCPシステムへFtpによるファイル転送を行う。

     

    1. 送信ファイルフォーマット
    2. 送信ファイルは以下のセグメント構成となる。

      RASメッセージの繰り返し*

       

      { 対応する1オーダー(1処方箋)ごとに繰り返す

      MSH

      PID

      { 対応するオーダーのいわゆるRPグループごとに繰り返す

      ORC オーダー共通情報

      RXA} 処方・注射実施情報

      {RXR} 投与ルート情報

      }

      }

      なお、メッセージ終了コード(EOT)は、1実施メッセージが終了するごとに挿入されるものとする。

      1. RASメッセージのセグメント構成についての補足解説
      2. ひとつの処方(注射)オーダーに対して、実際の投与が複数回実行されることがある。例えば、ある処方(注射)オーダーが、同一処方を3日間継続するように指示している場合に、実際の投与は毎日実施されるので、ひとつのオーダーに対して3回の実施情報が必要となる。さらにこのケースで、1日に3回の服用指示が出ている場合には、実際の投与は3回x3日=9回の実施情報を必要とするという見方もできる。いずれにせよ、この実施情報1単位を、ひとつのRXAセグメントで表現する。

        また、実施情報を、その元になったオーダー情報とペアで送信したいことがある。しかし、今回のGCP対応においては注射実施情報だけを扱うことにするため、元のオーダー情報を含めないことにする。

         

         

         

      3. MSHセグメント
      4. 患者基本情報要求メッセージと異なる部分だけを記載。

        フィールド

        最大長

        フィールド名

        扱い

        MSH-3

        8

        送信アプリケーションID

        HIS

        MSH-5

        8

        受信アプリケーションID

        ‘GCP97’

        MSH-9

        7

        メッセージタイプ

        R

        ‘RAS’

      5. RXAセグメント

フィールド

最大長

フィールド名

扱い

RXA-1

4

処方サブIDカウンタ

R

ゼロを設定

RXA-2

4

投与サブIDカウンタ

R

同一処方・注射グループ内ごとに、1から始まり1づつ増加する順序番号

RXA-3

26

投与開始日時

R

YYYYMMDD[HH[MM[SS]]]

RXA-4

26

投与終了日時

O

同上

RXA-5

100

投与薬剤コード

R

RXO-2と同一。コード^商品名^JMD[-19971210]

RXA-6

20

投与量

R

 

RXA-7

60

投与単位

R

RXA-6の単位(mgなど)

RXA-8

60

剤形

C

 

RXA-9

200

繰返可

投与注釈

O

コード^文字列^コード体系

または

'^フリーテキスト'

RXA-10

200

投与実施者

O

投与実施者のID情報(XCN)

RXA-11

200

投与実施場所

O

投与実施した場所

RXA-12

20

投与速度

O

点滴などの速度

RXA-13

20

力価

C

 

RXA-14

60

力価の単位

C

 

RXA-15

20

ロット番号

O

ロット管理を必要とする場合に、その製剤ロット番号

RXA-16

26

投与薬剤の有効期限

O

期限管理を必要とする場合(ワクチンなど)、その有効期限。

YYYYMM[DD]

RXA-17

60

投与薬剤の製薬会社

O

管理上必要な場合にCE型で入れる。

RXA-18

200繰返可

投与拒否事由

 

投与しようとしたが患者に拒否された場合、その理由。CE型。今回は使用しない。

RXA-19

200繰返可

投与事由(適応)

O

投与した医療上の理由。

RXA-20

2

完了状態

O

'CP'(投与完了)。今回はこれだけを使用する。

'RE'(拒絶された)

'NA'(投与せず)

'PA'(部分的に投与した)

RXA-21

2

アクションコード

O

ワクチンの場合に使用してもよい。今回は未使用。

RXA-22

26

システム記録日時

O

記録日時

 

 

付録

 

用法コード表

1.量・タイミング指定フィールドの第2コンポーネント第1サブコンポーネントは以下の表に準拠する。

繰返しパターン指定

コード

1日1回

省略する

1日2回

BID

1日3回

TID

1日4回

QID

1日n回

IDn>=5の場合)

隔日

Q2D

PRNxxxx

xxxxのとき

屯用コード表を参照のこと

n時間に1回

QnH

n日に1回

QnD

複数のコードを組み合わせて使うことが可能で、その場合には、1文字の空白文字で区切ってならべるものとする。

例)1日2回で隔日(2日に1回):BID Q2D

 

2.量・タイミング指定フィールドの第2コンポーネント第2サブコンポーネントは以下の表に準拠する。

 

明示的投与タイミング指定

コード

   

時刻指定

HHMM

Z食食前

ACZ

Z食食後

PCZ

Z食食間
(Z食の食後2時間)

ICZ

就寝時

HS

Zのとき

Z

   

注: Zが朝のとき、文字M

Zが昼のとき、文字D

Zが夕のとき、文字Vを当てはめる。

Zが朝昼夕すべてをあらわす場合には、Zは省略できる。

用時コード表(量・タイミング指定フィールドの第2コンポーネント)

1日1回

朝食

&ACM

朝食

&PCM

昼食

&ACD

昼食

&PCD

夕食

&ACV

夕食

&PCV

nn時

&0900

nn=09の場合

午前

食間

&ICM

午後

食間

&ICD

夕食後

食間

&ICV

就寝時

&HS

&M

&D

&V

1日2回

朝夕

食前

BID&ACM,ACV

朝夕

食後

BID&PCM,PCV

朝昼

食前

BID&ACM,ACD

朝昼

食後

BID&PCM,PCD

昼夕

食前

BID&ACD,ACV

昼夕

食後

BID&PCD,PCV

朝食後と就寝時

BID&PCM,HS

昼食後と就寝時

BID&PCD,HS

夕食後と就寝時

BID&PCV,HS

朝食前と就寝時

BID&ACM,HS

昼食前と就寝時

BID&ACD,HS

夕食前と就寝時

BID&ACV,HS

朝夕

BID&M,V

朝昼

BID&M,D

昼夕

BID&D,V

1日3回

朝昼夕

食前

TID&AC

朝昼夕

食後

TID&PC

朝昼食前と就寝時

TID&ACM,ACD,HS

朝夕食前と就寝時

TID&ACM,ACV,HS

昼夕食前と就寝時

TID&ACD,ACV,HS

朝昼食後と就寝時

TID&PCM,PCD,HS

朝夕食後と就寝時

TID&PCM,PCV,HS

昼夕食後と就寝時

TID&PCD,PCV,HS

毎食間

TID&IC

朝昼夕

TID&M,D,V

1日4回

毎食前と就寝時

QID&AC,HS

毎食後と就寝時

QID&PC,HS

毎食後と15時

QID&PC,1500

1日5回

毎食前、15時、就寝時

QID&AC,HS,1500

毎食後、15時、就寝時

QID&PC,HS,1500

1日2回

12時間ごと

8時間ごと

6時間ごと

4時間ごと

3時間ごと

Q12H

1日3回

Q8H

1日4回

Q6H

1日6回

Q4H

1日8回

Q3H

注) 第2サブコンポーネントのカンマに区切られた要素の並びは順序不定を前提とすること。

(つまり、HS,1500 でも 1500,HSでもよい)

 

 

屯用コード表(第2コンポーネント第1サブコンポーネント)

検査用

PRNLTs

さらに詳細な指示(検査前何分など)は、第7コンポーネントも使用する。

頭痛時

PRNheadache

疼痛時

PRNpain

歯痛時

PRNteethpain

発熱時

PRNfever

胸痛時

PRNchestpain

腹痛時

PRNabdominalpain

不眠時

PRNinsomnia

不安時

PRNanxiety

発作時

PRNattack

便秘時

PRNconstipation

下痢時

PRNdiarrhea

嘔吐時

PRNvomiting

咳込時

PRNcough

空腹時

PRNhungry

血圧上昇時

PRNhighBP

血圧下降時

PRNlowBP

乏尿時

PRNoriguria

無尿時

PRNauria

多尿時

PRNpolyuria

掻痒時

PRNitching

いらいら時

PRNnervous

RXRセグメントコード組み合わせ表

RXR-1

RXR-2

RXR-3

RXR-4

ルート

Route

部位

装置

方法

表0162

英語での説明

表0163

表0164

表0165

経口           

PO

Oral

-

塗布           

AP

Apply Externally

部位

貼付(湿布薬の貼り付けを含む)          

PA

Patch

部位

噴霧・撒布         

SP

Spray

部位

口腔内適用        

MTH

Mouth/Throat

-

うがい          

GA

Gargle

-

吸入           

IH

Inhalation

-

注腸・浣腸           

EN

Enema

-

肛門内挿入    

PR

Rectal

-

膀胱内挿入

IUB

IntraUrinaryBladder

-

腟内挿入         

VG

Vaginal

-

○○浴

IMR

Immerse Body Part

部位

点眼           

OP

Opthalmic

-

点眼 両眼    

OP

Opthalmic

OU

点眼 左眼

OP

Opthalmic

OS

点眼 右眼

OP

Opthalmic

OD

点耳           

OT

Otic

-

点耳 両耳         

OT

Otic

BE

点耳 左耳

OT

Otic

LE

点耳 右耳

OT

Otic

RE

点鼻           

NS

Nasal

-

点鼻 両鼻          

NS

Nasal

BN

点鼻 左鼻          

NS

Nasal

LN

点鼻 右鼻          

NS

Nasal

RN

 

 

テーブル0162 投与経路(JAHIS HL7 V2.3 + 英語版V2.3より)

Value

Description

Value

Description

AP

Apply Externally (皮膚への適用)湿布や塗り薬に使用

MM

Mucous Membrane(粘膜)

B

Buccal(口腔内頬部に含ませて)

NS

Nasal(点鼻、鼻腔塗り薬)

DT

Dental(歯槽)

NG

Nasogastric(経鼻経管)

EP

Epidural(硬膜外)

NP

Nasal Prongs*(鼻腔チューブ)

ET

Endotrachial Tube*(気管内挿管チューブ)

NT

Nasotrachial Tube(経鼻気管内チューブ)

GTT

Gastrostomy Tube(胃管:経鼻でないもの、経皮チューブ)

OP

Ophthalmic(眼)

GU

GU Irrigant(尿生殖器系洗浄)

OT

Otic()

IMR

Immerse (Soak) Body Part

OTH

Other/Miscellaneous(その他)

IA

Intra-arterial(動脈内)

PF

Perfusion(灌流)

IB

Intrabursal(嚢内)

PO

Oral(経口)

IC

Intracardiac(心臓内)

PR

Rectal(経直腸)

ICV

Intracervical (uterus)(経子宮膣部)

RM

Rebreather Mask*(呼吸マスク)

ID

Intradermal(皮膚内)

SD

Soaked Dressing

IH

Inhalation(吸入)

SC

Subcutaneous(皮下)

IHA

Intrahepatic Artery(経肝動脈)

SL

Sublingual(舌下)

IM

Intramuscular(筋肉内)

TP

Topical(局所)

IN

Intranasal(鼻腔内)

TRA

Tracheostomy*(経気管切開口)

IO

Intraocular(眼内)

TD

Transdermal(貼付、塗布で経皮吸収による薬物の血中濃度上昇を目的とするもの)

IP

Intraperitoneal(腹腔内)

TL

Translingual(経舌)

IS

Intrasynovial(滑液包内)

UR

Urethral(経尿道)

IT

Intrathecal(鞘内)

VG

Vaginal(経膣)

IU

Intrauterine(子宮内)

VM

Ventimask(経ベンチマスク)

IV

Intravenous(静脈内)

WND

Wound(経創傷部)

MTH

Mouth/Throat(口腔咽喉)

CV

中心静脈経由**

   

IUB

Intra Urinary Bladder 膀胱内注入

*used primarily for respiratory therapy and anesthesia delivery

** HL7 v2.3にはないが、追加。

 

 

 

テーブル0163 投与体部(JAHIS HL7 V2.3より)

値値

内容

BE

Bilateral Ears (両耳)

NB

Nebulized (噴霧療法適用)

OU

Bilateral Eyes (両眼)

PA

Perianal (肛門周囲)

BN

Bilateal Nares (両鼻孔)

PERIN

Perineal (会陰)

BU

Buttock ()

RA

Right arm (右手)

CT

Chest Tube (胸部管)

RAC

Right Anterior Chest (右前方胸部)

LA

Left arm (左腕)

RACF

Right Antecubital Fossa (右肘前のくぼみ)

LAC

Left Anterior Chest (左前方胸部)

RD

Right Deltoid (右三角筋)

LACF

Left Antecubital Fossa (左肘前のくぼみ)

RE

Right Ear (右耳)

LD

Left Deltoid (左三角筋)

REJ

Right External Jugular (右外側頚動脈)

LE

Left Ear (左耳)

OD

Right Eye (右目)

LEJ

Left External Jugular (左外側頚動脈)

RF

Right Foot (右足)

OS

Left eye (左目)

RG

Right Gluteus Medius (右中央殿筋)

LF

Left Foot (左足)

RH

Right Hand (右手)

LG

Left Gluteus Medius (左中央殿筋)

RIJ

Right Internal Jugular (右内側頚動脈)

LH

Left Hand (左手)

RLAQ

Rt Lower Abd Quadrant (右下腹部1/4)

LIJ

Left Internal Jugular (左内側頚動脈)

RLFA

Right Lower Forearm (右下前腕)

LLAQ

Left Lower Abd Quadrand (左下腹部1/4)

RMFA

Right Mid Forearm (右中央前腕)

LLFA

Left Lower Forearm (左下前腕)

RN

Right Naris (右鼻孔)

LMFA

Left Mid Forearm (左中央前腕)

RPC

Right Posterior Chest (右後方胸部)

LN

Left Naris (左鼻孔)

RSC

Right Subclavian (右鎖骨下)

LPC

Left Posterior Chest (左後方胸部)

RT

Right Thigh (右太股)

LSC

Left Subclavian (左鎖骨下)

RUA

Right Upper Arm (右上腕)

LT

Left Upper Arm (左太股)

RUAQ

Right Upper Abd Quadrant (右上腹部1/4)

LUA

Left Upper Arm (左上腕)

RUFA

Right Upper Forearm (右上前腕)

LUAQ

Left Upper Abd Quadrant (左上腹部1/4)

RVL

Right Vastus Lateralis (右外側広筋)

LUFA

Left Upper Forearm (左上前腕)

RVG

Right Ventragluteal (右腹側殿部)

LVG

Left Ventragluteal (左腹側殿部)

   

LVL

Left Vastus Lateralis (左外側広筋)

BE

Bilateral Ears(両耳)

 

テーブル0164 投与装置(JAHIS HL7日本語版V2.2,英語版v2.3より)

Value

Description

Value

Description

AP

Applicator (アプリケータ)

IVS

IV Soluset (点滴溶剤セット)

BT

Buretrol(ビューレトロール)

MI

Metered Inhaler (メーター付き吸入器)

HL

Heparin Lock (ヘパリン固定具)

NEB

Nebulizer (噴霧器)

IPPB

IPPB

PCA

PCA Pump (PCAポンプ)

IVP

IV Pump (点滴ポンプ)

   

 

テーブル0165 投与方法(JAHIS HL7日本語版V2.2、英語版v2.3より)

Value

Description

Value

Description

CH

Chew (そしゃく)

NB

Nebulized (噴霧装置適用)

DI

Dissolve (溶解)

PT

Pain (痛み)

DU

Dust (掃除)

PF

Perfuse (潅流)

IF

Infiltrate (浸透)

SH

Shampoo (洗髪)

IS

Insert (挿入)

SO

Soak (浸透)

IR

Irrigate (洗浄)

WA

Wash (洗浄)

IVPB

IV Piggyback (IVピギーバック)

WI

Wipe (拭き取り)

IVP

IV Push (IVプッシュ)

CR

Controled Release(皮下組織内徐放製剤投与)

 

 

 

MERIT−9処方単位コード表(暫定)

コード

文字列

TAB

CAP

カプセル

G

グラム

MG

ミリグラム

MCG

マイクログラム

ML

ミリリットル

リットル

UNT

単位

KO

VIL未定

バイアル

HON

PCKPOU

BAG

BTLBOT

SHT未定

AMP

アンプルまたは管

 

MERIT-9処方剤形コード表(暫定)

(RXO-5で使用される)

コード

文字列

TAB

錠剤

CAP

カプセル

SUP

坐薬

LQD未定

シロップ液剤

PWD未定

散剤

OIT

軟膏、ゲル

CRM

クリーム

TPE

テープ、貼付剤

:ドライシロップ=散剤

 

 

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